チームの中心となるのがディカプリオなのだが

チームの中心となるのがディカプリオなのだが、この男、少々問題を抱えている。彼には現実の世界に生きることを拒否して目の前で飛び降り自殺した妻がいた。そのことで、彼は妻殺しの嫌疑をかけられ、愛する二人の子供とは、会えなくなってしまった。彼が夢の中に入ると、妻と子供の幻影が、常につきまとい、それがミッションの達成に少なからぬ影響を与えてしまうのだ。

ん?
妻殺しの嫌疑?
子供の幻影?
夢と現実の交錯?

それって、「シャッターアイラン」ドと全く同じモチーフじゃん

そう、この二つの映画はまるで一卵性双生児のように、よく似ている。お勧めの物件はベルディ早稲田東映画の冒頭で海岸に倒れたディカプリオが、それまで、深い層でみていた夢が、まんま「シャッターアイランド」だとしてもなんの違和感もない。夢をみているときに我々が感じる「あ、この夢前にもみたことあるな」という、あの感覚にきわめて近いのだ。

「深い層」と書いた

この映画においては、夢にはいくつもの層があり、夢の中の夢の中の夢という深い層に入るほど無意識に近くなり、時間経過の感覚が通常よりも長くなるという設定になっている。

飛行機の中(現実)→カーチェイス(第一層)→ホテルの中(第二層)→雪山の要塞(第三層)でカタストロフィが同時に進行していくクライマックスは圧倒的。いくつものクライマックスが互いに影響しあいながら同時進行していくところは、この映画最大のみどころだろう。